“サクラサイト商法”とは、サイト業者に雇われたサクラが異性、タレント、弁護士等になりすまして、消費者の様々な気持ちを利用し、サイトに誘導し、メール交換等の有料サービスを利用させる手口で、出会い系サイトにとどまらず、様々なサイトなどで消費者を待ち受けています。
　「サイトに高額なポイント代金を支払ってしまった」などの“サクラサイト商法”に関しての相談が県の消費生活センターにもいまだ多く寄せられています。

（事例）
・知らない女性から「携帯電話を落としたので電話番号を変えた。」というメールが届いた。それをきっかけにメールのやり取りを始めた。その人は役者を目指していて、今後はチャットでやり取りしたいとサイトに誘導された。無料だと思って使用していたところ、「ポイントが足りないので支払うように」との連絡があり、メールのやり取りが有料であることがわかった。その後、マネージャーを名乗る男性から、相手の女性が芸能界デビューすることになったと連絡がきた。騙されているのではないかと思うようになった。名前と勤務先を教えてしまったが大丈夫か。
・相談にのるとお金がもらえるというインターネットで見つけた内職サイトに登録をした。男性から「サイトを通じて悩みを聞いて欲しい」とメールが届いたので相談に応じたが、「サイトを通じて個人情報を交換しなければならない。交換の手続きのためにお金がかかる。」と言われ、ポイント代を支払った。その後も、手続きのために記号や番号を入力した際に入力ミスだと言われて、ポイント代を支払ったが、個人情報は交換できなかった。支払ったお金を取り戻し、サイトとは手を切りたい。
 

○ 知らない人から届くメールやメッセージには絶対に返信しないでください。迷惑メールや知らない人からのメッセージに返信することで、サイトに誘導され、多くのトラブルが生じています。

○ サイトへの登録や一定期間の利用が無料であっても、途中から有料となるサイトが多く、有料となる時点で、やり取り内容や相手が本当かどうか確認できない場合は、支払いをしないようにしましょう。

○ 氏名、住所等の詳細な個人情報は安易に出さないようにしましょう。

○ トラブルにあったり不安に思うことがあれば、支払い記録等を保存し、すぐに最寄りの消費生活センターや警察に相談してください。
 

●長野県警察本部(警察安全相談窓口）　　　　＃９１１０
●消費生活センター(消費者ホットライン)　　０５７０－０６４－３７０
・長野消費生活センター　→（北信消費生活センター ）
　０２６－２２３－６７７７
・松本消費生活センター　→（中信消費生活センター）
　０２６３－４０－３６６０
・飯田消費生活センター　→（南信消費生活センター）
　０２６５－２４－８０５８
・上田消費生活センター　→（東信消費生活センター）
　０２６８－２７－８５１７
※４月１日から、県の消費生活センターの名称が括弧内のとおり変更されます。