悪質商法についての注意喚起情報
2017年11月22日
SMSを用いて有料動画の未払い料金の名目で金銭を支払わせようとする「アマゾンジャパン合同会社等をかたる架空請求」に注意してください!
平成27年6月以降、消費者の携帯電話に「有料動画の未納料金が発生しております。本日中にご連絡無き場合、法的手続きに移行致します。アマゾン●●。」
などと記載したSMS(ショートメッセージサービス)を送信するとともに、SMSに記載された電話番号に連絡してきた消費者に
「お客様は●●という動画サイトを利用しており、料金未納の悪質な利用者だとみなされて請求が上がっています。」、「本日中に支払わなければ民事裁判へ移行します。」などと告げ、有料動画の未払料金の名目で金銭を支払わせようとする事業者に係る相談が、各地の消費生活センター等に寄せられています。
消費者庁及び東京都が合同で調査を行ったところ、「アマゾンジャパン合同会社又はその関係会社」をかたる事業者との取引において、 消費者の利益を不当に害するおそれのある行為(消費者を欺き、又は威迫して困惑させること)が確認され、消費者庁から注意喚起がありました。
〇消費者の皆さまへのアドバイス
○ アマゾンの未納料金をSMSを用いて支払えというのは詐欺の手口です。こうした要求には絶対に応じないようにしましょう。
本事案のように、詐欺的な行為を行う事業者が、事業者等の名前をかたる場合があります。事業者等の名前に聞き覚えがあるからといって安易に信用せず、話の内容等をよく確認しましょう。
○ 「本日中に連絡がなければ法的手続きに移行します。」というSMSは典型的な詐欺の手口です。絶対に連絡しないようにしましょう。
訴訟等の法的手続への移行が予定されている場合、あらかじめ書面による通知がなされるのが一般的です。前述のようなSMSは、相手を脅かし、せき立てて冷静な判断力を失わせようという典型的な詐欺の手口です。
○ ギフト券を購入してその番号を連絡しろというのは典型的な詐欺の手口です。絶対に応じないようにしましょう。
本件はAmazon ギフト券によるものですが、同様の手口に関し、消費者庁においても数度にわたる注意喚起を行っています。また、有料動画サイトの未納料金名目以外にも、ギフト券番号を聞き出す手口の詐欺が横行しており、国民生活センターやギフト券の発行会社等も注意を呼びかけています。
○ 一度つながった電話を切らせないようにすることがあります。応じることなく、一旦電話を切って、周囲の人や末尾に記載の相談窓口に相談しましょう。
これは、消費者に考える時間を与えたり、公的機関に電話で通報されたりしないよ
うにする手口です。
詳しくは、こちらをご覧ください。(消費者庁のホームページ)
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/pdf/161222adjustments_1.pdf