くらしの安全についての注意喚起情報
2012年05月01日
銀行窓口で勧誘された一時払い終身保険に関するトラブルが増加しています!
一時払い終身保険は、契約時に保険料を全額払い込むタイプの保険商品です。経過年数によって死亡保険金や解約返戻金が増加していくという、死亡保障とともに貯蓄性を有する商品です。
このような特徴から、「預金より利回りの良い商品」などと勧められるケースが多いのですが、終身保険は元本割れを起こさない定期預金とは異なり元本保証の商品ではありません。中途解約を行った場合、経過年数によっては解約返戻金が一時払い保険料を下回ることもある商品です。
相談事例では、高齢者がトラブルに遭うケースが多く、保険であることを理解できず、預金と誤解したまま契約が結ばれているケースが目立ちます。また、中途解約時の解約返戻金が元本を下回るというデメリットの説明不足や保険契約を望んでいない又は契約内容を理解できない消費者に販売が行われていたなどのケースもありました。
一時払い終身保険の契約にあたっては、次の点にご注意ください。
1 保険と預金を誤解しないように十分注意する。
2 一時払い終身保険が本当に必要かよく検討する。
3 販売員の説明だけですぐに契約しない。
4 トラブルにあったら最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口に相談する。
詳しくは次のホームページをご覧ください。
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20120419_1.html