くらしの安全についての注意喚起情報
2014年12月09日
ノロウイルスによる食中毒に注意しましょう!
消費者庁が収集している事故情報データバンクに寄せられたノロウイルスによる食中毒等の情報では、発生件数が毎年12月から3月までの間に集中しています。
ノロウイルスは、手指や食品等を介して、主に経口で感染し、人の腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛等の症状を起こします。高齢者や子どもが感染した場合には重症化することもあり、注意が必要です。
ノロウイルスの潜伏期間は一般に24~48時間で、主症状はおう吐と下痢です。1~2日程度で治まりますが、症状がなくなってから1週間~1か月程度はウイルスを排出することがありますので、ご家庭では次のことに注意しましょう。
≪ノロウイルスによる食中毒を予防するための注意事項≫
○ 手洗いの徹底
調理を行う前、食事の前、トイレに行った後、下痢等の患者の汚物処理をした後には必ず手洗いをしましょう。
○ 調理器具等の殺菌
調理をする方は手洗いに加え、調理器具等について殺菌等の衛生的な取扱いを徹底しましょう。
○ 加熱
特に高齢者や子どもなどの抵抗力の弱い方のためには、加熱が必要な食品の場合、中心部までしっかり加熱しましょう。
≪感染の拡大を防ぐための注意事項≫
○おう吐や下痢の症状がある等、ノロウイルスの感染が疑われる場合には、食品を直接扱う作業は避けましょう。
○感染者が発生した場合には、二次感染等を予防する必要があります。家庭用の塩素系漂白剤を薄めた液で、感染した人が使ったもの、おう吐物が付着したもの等の消毒をしてください。
○ノロウイルスに感染した人のおう吐物や便には、ノロウイルスが大量に含まれていることがありますので、おう吐物の拭き取りに使用した布やオムツ等の取扱いには十分注意しましょう。
○ノロウイルスは乾燥すると容易に空中に漂い、それが口に入って感染することもあるため、おう吐物等は乾燥しないうちに、床等に残らないよう速やかに処理しましょう。
詳しくは、こちらをご覧ください。(消費者庁ホームページ)
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/141203kouhyou_1.pdf