くらしの安全についての注意喚起情報
2015年03月26日
子どもの洗濯用パック型液体洗剤による事故が発生しています
近年、新たな形の洗濯用洗剤として、パック型液体洗剤が日本でも製造販売が行われています。計量の必要がなく簡便という利点はありますが、フィルムは水に溶けやすく、子供が握ったり噛んだり遊んでいるうちに破れ、洗剤が口や目に入る等の事故情報が消費者庁に寄せられています。特に3歳以下の乳幼児にその被害が集中しています。
○洗剤は子供の手の届くところには置かないようにしましょう。
洗濯用パック型液体洗剤のフィルムは、水に溶けやすいため、舐めたり口に入れたりすると、唾液によりフィルムが溶け、誤って洗剤を飲んでしまうおそれがあります。また、濡れた手で握っているとフィルムが破れて洗剤が飛散し、口や目に入る可能性もあります。
○洗剤を使用後は、必ずフタをしっかり閉めて、決まった置き場所にすぐ戻すよう習慣づけましょう。
○パック型液体洗剤を濡らさないように、気を付けましょう。
フィルムは水に濡れると溶けやすいため、濡れた手で触ったり、フタを開けたまま保管すると、洗剤同士が付いてしまうことがあり、またそれを剥がそうとすると破れて中身が飛び出ることがあるので気を付けましょう。
【事故発生後の対処法】
●飲んでしまった場合は、吐物が気管に入ってしまうおそれがあるため、無理に吐かせず、できるならば口をすすがせ、水又は牛乳を少量飲ませて、医療機関を受診してください。
●目に入ってしまった場合は、こすらずに、すぐに弱流の水で10分以上洗い流して、必ず眼科医を受診し、眼に何が入ったのか告げましょう。また、夜間や休日に起きた場合には救急診療を受けましょう。その際には、眼に入った商品の成分が分かる成分表示が記載されたパッケージなどを持参するとよいでしょう。
●皮膚についた場合は、すぐに大量の流水で洗い、付着した衣服は脱がせましょう。
○消費生活センター(消費者ホットライン) 0570-064-370
・長野消費生活センター →(北信消費生活センター )
026-223-6777
・松本消費生活センター →(中信消費生活センター)
0263-40-3660
・飯田消費生活センター →(南信消費生活センター)
0265-24-8058
・上田消費生活センター →(東信消費生活センター)
0268-27-8517
※4月1日から、県の消費生活センターの名称が括弧内のとおり変更されます。
詳しくは、こちらをご覧ください。(消費者庁ホームページ)
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/150318kouhyou_1.pdf