くらしの安全についての注意喚起情報
2015年04月22日
市販薬の副作用にご注意ください!
医薬品には副作用を起こすリスクがあります。副作用は必ず起こるものではありませんが、消費者の皆さんが薬局やドラッグストア、インターネットなどで購入できる風邪薬などの一般用医薬品でも死亡に至ったり、後遺症が残る副作用が起こる場合もあります。
一般用医薬品(風邪薬、解熱鎮痛消炎剤等)の副作用症状については、まだ多くの人に知られておらず、副作用の発見が遅くなるおそれがありますので、注意が必要です。
【死亡や後遺症が残った副作用の症例】
◎スティーブンス・ジョンソン症候群及び中毒性表皮壊死融解症
≪初期症状の例≫
・高熱(38℃以上)
・目の変化(目の充血、目やに、まぶたの腫れ、目が開けづらい。)
・粘膜の異常(唇や陰部のただれ、のどの痛み、排尿時等の痛み)
・皮膚の異常(広い範囲が赤くなる。)
◎肝障害
≪初期症状の例≫
・倦怠感 ・発熱 ・黄疸 ・発疹
・吐き気やおう吐 ・かゆみ
◎間質性肺疾患
≪初期症状の例≫
・息切れ等 ・空咳 ・発熱
◎腎障害(急性腎不全)
≪初期症状の例≫
・尿量が少なくなる ・尿が出ない
・むくみ ・体がだるい
◎喘息発作(アスピリン喘息)
≪初期症状の例≫
・喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー鳴る。)
・呼吸困難(息苦しい。)
○ 一般用医薬品を使用して異常を感じたら、薬の服用を止めて、すぐに医師や薬剤師に相談しましょう。
○ 自分が使用するために一般用医薬品を購入する場合だけでなく、代理で購入するときにも、使用する人の アレルギーの有無や副作用の経験、持病及び併用している薬を薬剤師や登録販売者に伝え、副作用の説明を受けるようにしましょう。
○ 薬を使用する際には、必ず薬に添付されている説明書を読み、注意事項を守って使用することが大切です。
詳しくは、こちらをご覧ください。(消費者庁ホームページ)http://www.caa.go.jp/safety/pdf/150408kouhyou_1.pdf