くらしの安全についての注意喚起情報
2015年06月26日
まつ毛エクステンションの危害防止のための注意喚起!
全国各地の消費生活センターの窓口に、まつ毛エクステンションの施術を受けたことにより、目が痛くて充血し涙が止まらないなどの危害情報が数多く寄せられています。
まつ毛エクステンションは、まつ毛を長く濃く見せるために行うメイクアップ技術で、接着剤を用いて、まつ毛1本にまつ毛に類似した人工毛1本をまぶたから1~2mm ほど離して装着するという技法が主流で、通常は2~4 週間程度で自然に人工毛が外れますが、専用の薬剤(リムーバー)を用いて外すこともできます。
また、類似したものとして、つけまつ毛がありますが、これは人工毛をまぶたに直接貼りつけ、簡単に取り外すことができるもので、使用される接着剤からのホルムアルデヒドの溶出量が規制されています。
これに対し、まつ毛エクステンションに用いられる接着剤については、業界団体の自主基準はあるものの、法律による成分の規制がありません。
○ 施術を受ける場合には、施術所が保健所に美容所として届け出されていることや、施術者が美容師の資格を持っていることに加え、健康被害のリスクについての十分な説明を受け、トラブルがあった時の対処方法も十分確認しておきましょう。
○ 施術後に目やその周辺に異常を感じた場合には、直ちに皮膚科や眼科等の医療機関を受診しましょう。その際は、まつ毛エクステンションの施術を受けたことを必ず告げて診察を受けましょう。
○ まつ毛エクステンションは美容師法上、美容であると位置づけられており、業として行うには美容師の免許が必要です。施術で危害を受けた、美容師ではない人が施術をしていると思われたら、最寄りの消費生活センターへ相談したり、地域の保健所等へ情報提供しましょう。
●消費生活センター(消費者ホットライン)
0570-064-370
・北信消費生活センター
026-223-6777
・中信消費生活センター
0263-40-3660
・南信消費生活センター
0265-24-8058
・東信消費生活センター
0268-27-8517
詳しくは、こちらをご覧ください。(独立行政法人国民生活センターホームページ )http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20150604_1.pdf