くらしの安全についての注意喚起情報
2015年12月25日
子どもによる医薬品の誤飲事故にご注意ください!
消費者庁消費者安全調査委員会により、子どもによる医薬品の誤飲事故に関しての事故等原因調査報告書が取りまとめられました。
医薬品の置き忘れや一時保管していた場所から子供が医薬品を手に取って誤飲する事故や、手が届かない、目に触れないはずの保管場所から子供が取り出し誤飲する事故等が多数確認されています。
医薬品の中でも、特に大人用の向精神薬、血糖降下剤、気管支拡張剤、血圧降下剤を子どもが誤飲すると入院を要するような重篤な健康被害を生じるおそれがあります。
また、子供は成長に応じて、①身近なものを何でも口に運ぶ、②周囲への興味や関心が高まり人の模倣をする、③興味をもって好んで取るなど、年齢や発達段階によって変化する行動特性にがありますので、小さなお子さまのいる御家庭では、次の点に注意して誤飲事故を防ぎましょう。
○医薬品は、子どもの手の届かない、見えない所に保管しましょう。
○保管する場合には、鍵のかかる場所に置く、取り出しにくい容器に入れるなど、複数の対策を講じましょう。
○服用後はそのまま放置せず、速やかに元の安全な場所に片付けましょう。
○子どもの興味をひかないよう、医薬品を出し入れする行為や医薬品を飲む行為を子どもに見せないようにしましょう。
○万が一、お子さまが医薬品を誤飲した場合は、お子さまの状態や薬の名称、飲んだ量を確認し、記録した上で、直ちに専門の相談機関に連絡し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。
【相談機関】
●小児救急電話相談
#8000番(プッシュすると、お住まいの都道府県の相談窓口に自動転送されます。)
●公益財団法人日本中毒情報センター「中毒110番」
つくば:029-852-9999(9~21時対応)
大 阪:072-727-2499(24時間対応)
詳しくは、こちらをご覧ください。(消費者庁ホームページ)http://www.caa.go.jp/csic/action/pdf/7_gaiyou.pdf