くらしの安全についての注意喚起情報
2018年12月27日
高齢者の餅による窒息事故に気を付けましょう!~餅の窒息事故が1月には急増します~
これからの時期には、餅を食べる機会が多くなり、1月は餅の窒息事故が急増します。
御家庭などで、餅による窒息事故を防ぐために、消費者庁から情報提供がありましたので、参考にしてください。
消費者へのアドバイス
-高齢者が餅を食べる際に御注意いただきたいこと-
・高齢になると、そしゃく力や飲み込む力が低下し、食べた物をしっかりかんでスムーズに飲み込むことが難しくなります。
・餅は、口や喉の温度によって餅の温度が下がるとくっつきやすくなります。
・餅が喉に張り付くことを防ぐためには、口の中でしっかりかんで唾液とよく混ぜることが重要です。こうした高齢者の口や喉に起こる変化や餅の特徴 を踏まえ、餅を食べる際に注意していただきたいことを次のようにまとめました。安全に餅を食べていただけるよう、御参考にしてください。
<餅による窒息事故を防ぐために気を付けるポイント>
・餅を小さく切っておく。
・餅を食べる前に、先にお茶や汁物を飲んで喉潤しておく。
・餅をよくかんで、唾液とよく混ぜ合わせてから飲み込むようにする。
・冬の寒い朝の一口目には十分注意が必要です!
朝起きてすぐには、口の動きもスムーズではありません。また、寒い時期は温かい餅でも食べている間に硬くなりやすくなっています。餅をしっかりかんで食べられるように、食事の前に会話をすることなどにより口の準備運動をしたり、スープ等の滑らかなもので喉を潤してから、食べましょう。
・餅を小さくするだけでなく、さらに口の中でよくかんで食べてください!
せっかく小さく切った餅もそのまま飲み込んでしまっては、餅が喉の中で再びくっついてしまうこともあり、小さくした効果が十分生かせません。口の大きさに合わせた少な目の量を口に入れ、餅に唾液を十分含ませられるよう、口の中でしっかりとかんで食べましょう。
・口の中の分が飲み込めてから、次の一口を!
しっかりかんだ後、口に入っている分が飲み込めてから、次の餅や他の食べ物を口の中に入れましょう。よくかまないうちにお茶等で流し込んではいけません。
詳しくは消費者庁のホームページを御確認ください。