くらしの安全についての注意喚起情報
2019年11月29日
柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供
柔軟仕上げ剤は、衣類をソフトに保ち、傷んだ繊維を柔らかくすることをうたったものです。10数年前までは、部屋干しのにおいや汗のにおいなどを抑えるため、微香タイプの柔軟仕上げ剤が主流でしたが、2000年代後半から香りの強い海外製の柔軟仕上げ剤がブームとなったのをきっかけに、現在は、芳香性を工夫した商品の品ぞろえが広がっています。
PIO-NET(パイオネット:全国消費生活情報ネットワーク・システム)に寄せられる
「柔軟仕上げ剤のにおい」に関する相談187件のうち、危害情報(*)は61%(115件)で、2008年度は3件でしたが、2012年度には41件となり、急増しています。危害情報の内訳をみると、被害者の性別・年代は、30歳代~50歳代の女性が70%、被害にあった場所は、「家庭」が92%を占めています。(*)「危害情報」とは、商品・役務・設備に関して、身体にけが、病気等の疾病(危害)を受けたという相談のことです。
消費者へのアドバイス
- 自分がにおいに敏感な場合は、商品を選択する際に、商品の表示等に記載された芳香の強さ等を参考にしましょう。
- 自分にとっては快適なにおいでも、他人は不快に感じることもあるということを認識しておきましょう。
なお、日本石鹸洗剤工業会のウェブサイトでも柔軟仕上げ剤についての掲載がありますので、あわせてご覧ください。
https://jsda.org/w/01_katud/jyuunanzai_kaori.htm (日本石鹸洗剤工業会ウェブサイト )