消費生活情報メールマガジン バックナンバー
2018年09月18日発行
2018年09月号
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長野県消費生活情報メールマガジン
2018年09月号(2018.09.18 発行)
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こんにちは。長野県くらし安全・消費生活課です。
今月の消費生活情報メールマガジンをお届けします。
◇◇◇◇ 9月号目次 ◇◇◇◇
■県内における8月末までの特殊詐欺被害状況
■「保険金を使って住宅を修理しませんか」がきっかけでトラブルに!
■セット契約やスマートフォンの使い方などの携帯電話のトラブル
■多重債務者無料相談会を10月23日(火)に開催します!
■くらしまる得情報の最新号(秋号)ができました
■「長野県政出前講座」(悪質商法/特殊詐欺)をご利用ください!
■編集後記
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消費者トラブルでお困りの時などは消費生活センターにご相談ください!
消費生活センターでは、皆様から消費生活に関するご相談をお受けしています。県の消費生活センターは次の4か所です。(相談時間 平日8:30~17:00)
北信消費生活センター TEL 026-223-6777
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-nagano.html
中信消費生活センター TEL 0263-40-3660
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-matsumoto.html
南信消費生活センター TEL 0265-24-8058
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-iida.html
東信消費生活センター TEL 0268-27-8517
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-ueda.html
長野県消費生活情報ホームページ http://www.nagano-shohi.net/
◆消費者ホットライン 188(いやや ※局番なし)
―最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口、または国民生活センターの相談窓口にご案内します。
◆消費生活・特殊詐欺に関するTwitterアカウント @Nagano_ks
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県内における8月末までの特殊詐欺被害状況
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長野県内の平成30年8月末の特殊詐欺被害認知状況が長野県警から発表されました。
●認知件数
100件(前年同期比 -51件)
●被害額 2億3587万1493円(前年同期比 +5443万5406円=30%増!)
●手口別件数、被害額(1万円未満切り捨て)
◎オレオレ詐欺45件(前年同期比 -2件)、5290万円(前年同期比 -1404万円)
◎架空請求詐欺件42件(前年同期比 -15件)、1億5739万円(前年同期比 +1億1402万円)
◎融資金保証詐欺7件(前年同期比 -6件)、679万円(前年同期比 -1078万円)
◎還付金等詐欺4件(前年同期比 -25件)、249万円(前年同期比 -2268万円)
○100件の被害を地域別にみると、長野市27件、須坂市8件、中野市4件、小布施町、千曲市が3件など、北信地域の被害が48件となり約半数を占めています。また、南信地域では3000万円を超える架空請求詐欺など、1000万円を超える高額な被害が複数発生しています。
○手口別ではオレオレ詐欺が45件、架空請求詐欺が42件となっており、この2つの手口が全体の87%を占めています。
○このうち架空請求詐欺は、件数では減少しているものの、被害額は前年同期比で262.9%増となり、特殊詐欺全体の7割近くを占めるなど、高額な被害に繋がっています。
○一方で、家族や、コンビニエンスストア、金融機関の職員の方が特殊詐欺被害を未然に阻止した事例が件数、金額ともに昨年の同時期より大きく増加しており、370件もの被害を防ぐことができました。
○「大手通販事業者から料金未納のSMSが届いた」「公的機関から『消費料金未納』の通知ハガキが届いた」などという話、聞いたことはありませんか? それらは典型的なサギの手口です!「無視」をするように伝えてください。あなたの一言が、何千万円という被害を防ぐかもしれません。
○少しでも不安がある場合は、消費者ホットライン(局番なし)188、警察相談専用電話#9110へ相談してください!
引き続き、特殊詐欺に対して警戒してください!
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「保険金を使って住宅を修理しませんか」がきっかけでトラブルに!-高齢者からの相談が増加しています-
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全国の消費生活センター等には「火災保険などの損害保険を使って自己負担なく住宅の修理ができる」や「保険金が出るようサポートするので住宅修理をしないか」など「保険金が使える」と勧誘する住宅修理サービスに関する相談が多く寄せられています。
国民生活センターでは、2012年に同様のトラブルに関する注意喚起を行いましたが、その後もPIO-NETに登録された相談件数は増加傾向が続いており、2017年度は2008年度に比べて30倍以上増加しています。また、60歳以上の消費者が当事者となっている相談が多く占めています。
そこで、「保険金が使える」と勧誘する住宅修理サービスに関するトラブルの未然防止・拡大防止のため、最近の事例を紹介するとともに、消費者の皆さんへアドバイスします。
○PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)における「保険金が使える」と勧誘する住宅修理サービスの年度別相談件数
2013年度 690件(契約当事者が60歳以上の割合は72%)
2014年度 663件(契約当事者が60歳以上の割合は75%)
2015年度 817件(契約当事者が60歳以上の割合は74%)
2016年度 1081件(契約当事者が60歳以上の割合は80%)
2017年度 1177件(契約当事者が60歳以上の割合は75%)
2018年7月31日まで 389件(契約当事者が60歳以上の割合は80%)
○相談事例
【事例1】申込時に手数料に関する説明がない
【事例2】クーリング・オフをしたところ、手数料は支払うようにいわれた
【事例3】保険金が少なくすぐに工事を頼めないと言ったら違約金を請求された
【事例4】保険金が支払われた後、事業者が修理工事を始めない
【事例5】うその理由で保険金を請求すると言われた
【事例6】修理の必要がないのに、不具合があるかのように言われた
○相談事例からみる問題点
1.自己負担がないことを強調し、契約の内容や手数料・違約金の説明が不十分
2.見積もりと違う工事をされたり、修理内容がずさんなことも
3.保険会社にうその理由で保険金請求が行われている
4.屋根に細工をしたり、クーリング・オフをさせないようにしたりする悪質な場合も
○消費者のみなさんへのアドバイス
1.「保険金を使って自己負担なく住宅修理ができる」と勧誘されてもすぐに契約をしないこと
2.保険契約の内容や必要書類を確認し、まず保険会社に相談すること
3.うその理由で保険金を請求することは絶対にやめること
4.不安に思った場合やトラブルになった場合は早めに消費生活センター等に相談すること
詳しくは、次のホームページをご覧ください(国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180906_1.html
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セット契約やスマートフォンの使い方などの携帯電話のトラブル-高齢者の相談が増加しています-
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携帯電話の契約数は年々増加傾向にあり、今や多くの人の生活に欠かせないインフラとなっています。その一方で、全国の消費生活センター等には、「スマートフォンを契約しに行ったら、不要なタブレット端末を契約してしまった」「違約金がかからない月に解約したら、その月の料金が日割りにならなかった」等の契約・解約時に関するトラブルや、「スマートフォンが使いたくて契約したが、使いこなせない」「スマートフォンで通話を切り忘れて通話料が高額になった」等の利用時のトラブル等の携帯電話に関する相談が年間2万件以上寄せられており、契約当事者が60歳以上のトラブルは増加しています。そこで、トラブルの未然防止、拡大防止のため、最近の事例を紹介するとともに消費者の皆さんへアドバイスします。
○PIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)における携帯電話の相談件数等の年度別件数
2013年度 21,545(内スマートフォンの件数は9,321件)
当事者60歳以上の件数は3,947件
2014年度 22,744件(内スマートフォンの件数は9,564件)
当事者60歳以上の件数は5,276件
2015年度 26,281件(内スマートフォンの件数は13,734件)
契約当事者60歳以上の件数は6,672件
2016年度 24,385件(内スマートフォンの件数は14,251件)
当事者60歳以上の件数は6,960件
2017年度 23,354件(内スマートフォンの件数は14,705件)
当事者60歳以上の件数は7,399件
2018年度8月31日まで 8,215件(内スマートフォンの件数は5,297件)
当事者60歳以上の件数は2,706件。
○相談事例
【事例1】必要ないと断ったのに、スマートフォンを契約させられた
【事例2】スマートフォンを契約したら、不要なタブレット端末や付属品とのセット契約だった
【事例3】解約した月は割引が適用されず、月額料金も日割りではなかった
【事例4】タブレット端末、光回線、電気等も契約したが、スマートフォンさえ使いこなせない
【事例5】スマートフォンの通話を切り忘れて高額な通話料を請求された
○相談事例からみる問題点
1.消費者の当初の希望とは異なる契約となっている
2.今後支払う料金を消費者が正しく認識できていない
3.解約時に発生する料金を消費者が認識できていない
4.消費者が積極的に契約をしても、端末操作や料金プランの内容を正しく理解できずトラブルになっている
○消費者のみなさんへのアドバイス
1.契約内容の中でも、特に料金が発生する契約は何か確認しましょう
2.解約時にかかる料金や割引サービスの内容も確認しましょう
3.スマートフォンに慣れるために、携帯電話会社等が提供するスマートフォン教室等も活用しましょう
4.契約後にキャンセル・解約したいと思った場合は、すぐに携帯電話会社に申し出ましょう
5.不安に思った場合やトラブルになった場合は、最寄りの消費生活センター等に相談しましょう
携帯電話の契約は、光回線や有料オプション等、複数の商品・サービスと一緒に契約することも多く、複雑な契約内容になっていることがあります。不安に思うことやトラブルが生じた場合には、最寄りの消費生活センター等に相談しましょう。
*消費者ホットライン:「188(いやや!)」番
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
詳しくは、次のホームページをご覧ください(国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20180913_1.html
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多重債務者無料相談会を10月23日(火)に開催します!
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カードやローンなど、複数の借金返済に苦しんではいませんか?
この相談会では、弁護士や司法書士が直接、無料で多重債務に関する相談に応じ、あなたに合った解決方法をアドバイスします。
日 時 :平成30年10月23日(火) 10:00~17:00
開 催 場 所:長野県消費生活センター(北信・中信・南信・東信の4箇所)
予約受付期間:土日を除く10月10日(水)~10月22日(月)の間。8:30~17:00に相談をする各センターへ直接ご連絡ください。
※当日はご本人にお越しいただくことになります。
周囲に多重債務でお困りの方がいれば、本相談会を教えていただくようにお願いします。
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くらしまる得情報の最新号(秋号)ができました
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県が発行している消費生活に関する回覧・窓口配布用の冊子「くらしまる得情報」の最新号(秋号)を配布中です。
内容は
・「長野県版エシカル消費」推進中!
・「悪質商法」緊急情報!
・高額被害発生中!架空請求詐欺に注意!!
・消費生活センターインフォメーション
です。ぜひご覧ください!
隣組等での回覧板または市町村の窓口等で配布しています。
次のホームページでも内容をご覧いただけます(長野県消費生活情報)
http://www.nagano-shohi.net/keihatsu/marutoku.html
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「長野県政出前講座」(悪質商法/特殊詐欺)をご利用ください!
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消費生活センターや、県くらし安全・消費生活課では、地域や消費者、高齢者、学校など、皆様がお集まりになる場所に職員が出向いて、悪質商法の手口や対処方法についての説明や、特殊詐欺の手口や被害防止対策について手口を再現しながら訓練を行う「出前講座」を実施しています。
詳しくは次のホームページをご覧ください(長野県)
https://www.pref.nagano.lg.jp/koho/kensei/koho/demae/demae/index.html
※おおむね20人以上の受講者でお申込みください。
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☆編集後記☆
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◆7月号では、6月7月に続いた震災、豪雨に関連した悪質商法について注意喚起をしましたが、9月にも台風や北海道胆振東部地震による大きな被害がありました。7月号でお知らせしたとおり、災害時には直接被害が無かった地域でもこれに便乗した「点検商法」が発生したり、保険を使った修理に関するトラブルが増加することがあります。こういったトラブルに巻き込まれないよう、そして、災害への備えのひとつとして、ご自分の保険内容を一度確認しておくようにしましょう。
◆また、依然として県内では高額な特殊詐欺被害が相次いでいます。最近では、都市圏で横行していた、「果物」を使った新しい詐欺の手口が県内でも確認されました。これは、家族を名乗って「果物を送る」と事前に連絡をして、信頼をさせておいてから「果物を入れた荷物の中に誤って小切手(現金)を入れた。後で返すので、その分のお金を貸してほしい」などと言って金銭をだまし取る、というもの。果物を送るという農園から住所を聞き出され詐欺に利用される、というような手口もあるようです。荒唐無稽だと思われるかもしれませんが、「まさか」と思う手段こそ詐欺グループが使うものです。これから果物がおいしい時期となりますので、頭の片隅に置いていただければと思います。
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確かな暮らしが営まれる美しい信州~学びと自治で拓く新時代~
しあわせ信州創造プラン2.0(長野県総合5か年計画)推進中!
https://www.pref.nagano.lg.jp/kikaku/kensei/soshiki/shingikai/ichiran/sogokeikaku/2018keikaku.html
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今月もご覧いただきありがとうございました。
次号をお楽しみに。
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発行元 長野県県民文化部くらし安全・消費生活課 http://www.nagano-shohi.net/
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