困ったらまず相談を!

消費生活情報メールマガジン バックナンバー

2018年1月号

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 長野県消費生活情報メールマガジン
 2018年1月号(2018.1.15 発行)
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こんにちは。長野県くらし安全・消費生活課です。
今月の消費生活情報メールマガジンをお届けします。

消費生活情報メールマガジンは、消費者被害を防止し、安全・安心な消費生活を送るため、役立てていただけるよう情報を毎月皆様にお届けしています。

◇◇◇◇ 1月号目次 ◇◇◇◇
■平成29年(年間)の特殊詐欺被害件数は219件
■第4回くらしのセミナー:テーマは「旅行」
■平成29年度「若者を悪質商法から守るキャンペーン」を実施します!
■成人になると巻き込まれやすくなる消費者トラブルにご注意ください!
■歩行型除雪機を使用中の事故にご注意ください!
■消費生活センター出前講座(悪質商法/特殊詐欺)をご利用ください!
■編集後記

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消費者トラブルでお困りの時などは消費生活センターにご相談ください!
消費生活センターでは、皆様から消費生活に関するご相談をお受けしています。県の消費生活センターは次の4か所です。(相談時間 平日8:30~17:00)

北信消費生活センター TEL026-223-6777 
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-nagano.html
中信消費生活センター TEL0263-40-3660
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-matsumoto.html
南信消費生活センター TEL0265-24-8058
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-iida.html
東信消費生活センター TEL0268-27-8517
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-ueda.html

長野県消費生活情報ホームページ http://www.nagano-shohi.net/

消費者ホットライン 188(いやや ※局番なし)
―最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口、または国民生活センターの相談窓口にご案内します。

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平成29年(年間)の特殊詐欺被害件数は219件
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長野県内の平成29年(年間)の特殊詐欺被害認知状況が長野県警から発表されました。

●認知件数 219件(前年同期比 +4件)
●被害額 2億6949万1316円(前年同期比 約-2億2000万円(-45%))

●手口別
◎架空請求詐欺90件(前年比 +25件)⇒12月は5件
◎オレオレ詐欺73件(前年同期比 -11件)⇒12月は10件
◎還付金等詐欺39件(前年同期比 -7件)⇒12月は1件

●市町村別(被害が報告されている32市町村のうち5件以上)
長野市49件(前年比±0件)、松本市47件(同+5件)、岡谷市11件(同+3件)、須坂市9件(同±0件)、中野市9件(同+8件)、上田市8件(同-13件)、飯田市8件(同±0件)、塩尻市8件(同+1件)、佐久市7件(同-5件)、安曇野市6件(同+2件)、茅野市5件(同+4件)、伊那市5件(同-2件)、諏訪市5件(同-1件)

●平成29年の傾向
◎1件当たりの被害額が減少(平成25年約558万円→平成28年約228万円→平成29年約123万円)

◎架空請求詐欺被害の増加
・被害全体における割合は41.1%(前年比+10.9ポイント)
・高齢者の被害が減少した一方で、幅広い世代が被害に。特に30代、40代が増加
→20代5.0%(+0.8)、30代6.4%(+3.1)、40代9.1%(+1.7)、50代12.8%(+5.4)、60代14.2%(-0.2)、70代30.6%(-7.5)、80代20.5%(-6.0)、90代1.4%(±0)
※( )は前年とのポイント比

・架空請求詐欺の振込・送金等の方法では、電子マネーによるものが大幅に増加(平成28年45%→平成29年79.7%)

◎オレオレ詐欺では、警察官や金融機関職員等、親族以外をかたる手口が増加
・オレオレ詐欺の内訳※( )は前年とのポイント比
息子(実名・オレオレ)32.9%(-14.1)、孫・その他の親族21.9%(-14.1)/警察官・その他45.2%(+28.2)

◎水際阻止の浸透(阻止件数379件前年比+24件)

◎自動架電システムの活用-犯人が使用する電話に連続架電して無力化を図るシステムを導入して、年間で222回線に対する警告を実施。その番号による被害はなかった。

引き続き、特殊詐欺に対して警戒してください!

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第4回くらしのセミナー:テーマは「旅行」
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専門家を招いて県下4会場で開催する「くらしのセミナー」。来月開催となる今年度4回目のテーマは「旅行」。旅行契約において知っておきたいこと(店舗での申し込み・インターネットでの申し込み)・実際にあったトラブル事例とトラブルを避けるための注意点を学びます(主に一般消費者向け)。ぜひお近くの会場に足を運んでください!
○テーマ
「楽しい旅へのアドバイス~安心・安全な旅行選びと契約~」

○日時/場所:
2月13日(火)13:30~/北信消費生活センター教室(県保健福祉事務所1階)
2月14日(水)13:30~/県松本合同庁舎会議室
2月22日(木)13:30~/小諸市役所
2月23日(金)14:00~/県伊那合同庁舎会議室

○講師:一般社団法人日本旅行業協会 消費者相談室職員(会場により担当者が異なります)

○その他
・どなたでも御参加いただけます(事前申し込み不要)
・参加無料
・各会場とも駐車台数に限りがあります。公共交通機関の利用にご協力ください。

詳細は、最寄りの県消費生活センターにお問い合わせください。

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平成29年度「若者を悪質商法から守るキャンペーン」を実施します!
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社会経験の浅い若者をターゲットにした悪質商法や架空請求などの特殊詐欺被害が後を絶たないことから、長野県では1月から3月にかけて、関東甲信越ブロックの各都県などと共同で「関東甲信越ブロック悪質商法被害防止キャンペーン」を実施します。
主な取り組みは次のとおりです。

◎特別相談「若者トラブル110番」の実施
4か所の県消費生活センターにおいて、若者トラブル110番を実施します。電話又は来所により、お気軽にご相談ください。
○日時:平成30年1月18日(木)、19日(金)8:30~17:00
○場所:県消費生活センター(北信・中信・南信・東信)

※上記の日時以外にも随時相談を受け付けていますので、お困りのことなどがありましたらお気軽にご相談ください。

◎共通キャラクター「カモかも」をデザインしたポスター・リーフレットによる啓発
・高校、短大、大学及び関係機関へのポスター・リーフレットの配布
・コンビニ等でのポスター掲示及びリーフレット配布(1月)

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成人になると巻き込まれやすくなる消費者トラブルにご注意ください!
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全国の消費生活センター等に寄せられる相談をみると、20歳になった若者(成人)からの相談件数は未成年者と比べて多く、その契約金額も高額です。また、契約する商品・サービスにおいても、未成年者のトラブルではあまり見られなかった「サイドビジネス」や「マルチ取引」、「エステ」が上位になるという特徴がみられます。

未成年者が行った親権者の同意がない契約は原則取消すことができますが(注)、成人になると未成年者のような保護はありません。さらに、社会経験が乏しい若者を狙い撃ちする悪質な業者による消費者トラブルも発生しています。
(注)法定代理人の同意を得た契約(民法5条1項、2項)や、自由財産の処分(同3項)等、未成年者が行った契約であっても取消すことができない場合があります。

◎相談事例
●よく考えずに契約した事例
○街中で声をかけられ、タレント事務所に同行して所属契約をした。翌日解約を申し出たら、違約金を請求された
○必ず利益を得られるといわれホームページ作成を依頼し料金を支払ったが、相手に不審感があるので解約したい

●契約をせかされた事例
○痩身エステの中途解約を申し出たが、支払請求額が高額すぎて納得できない20歳になった途端に契約させられた事例
○友人から儲(もう)かる話があると言われ、仮想通貨の投資のような契約をしたが、解約したい
○エステで契約した際は未成年であったが、20歳になってから契約したことにされた

●借金を勧められた事例
○友人に誘われ投資用教材を契約したが、消費者金融の返済も困難なので解約し返金してほしい
○SNSで知った女性に連れて行かれた事務所で自己啓発セミナーの契約を勧められ借金で会費を払うよう言われた

◎相談事例からみられる問題点
・契約に関する知識が乏しいことに乗じて契約をさせられてしまう
・「絶対儲かる」など、うまい話に弱い
・断りにくい状況を業者が意図的に作り、断り切れない場合がある
・借金やクレジット契約を提案するなどして高額な契約をさせられてしまう

◎消費者へのアドバイス
・契約責任を負う成人であることを自覚し、安易な気持ちで契約しない
・簡単に大金を得ることは通常あり得ない。うまい話には飛びつかない
・きっぱり断ることも勇気!「今日なら安くなる」などと言われてもその場で契約しない
・クレジット契約の利用や借金は慎重に
(1)安易にクレジット契約をしない
(2)借金をしてまで契約しない

詳しくは、次のホームぺージをご覧ください。(国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20161027_1.html

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歩行型除雪機を使用中の事故に御注意ください
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消費者庁には、冬季の除雪作業で歩行型除雪機(以下、「除雪機」といいます。)を使用中に起こった事故情報が寄せられており、除雪機の下敷きになり死亡したなどの事故が毎年発生しています。
また、作業中の本人だけではなく、ご家族などの近くにいた人が巻き込まれて被害に遭う事故も発生しています。
これから本格的な積雪時期を迎えるにあたり、除雪機による事故を防止するために、特に以下の事故事例と注意ポイントについて、ご注意ください。

●服装や作業場の環境をよく確認し、十分な準備・注意をする
○安全な服装や装備をする
○障害物の位置などの危険な箇所を作業前によく確認しておく

●除雪機の取扱い上の注意を守って正しく使用する
○安全装置が正しく作動しない状態では絶対に使用しない
○除雪機の投雪口に詰まった雪を取り除く際は、必ずエンジンを停止し、鍵を抜く
○特に後進時は足元や後方に注意し、無理のない速度で使用する

●除雪作業を行うことを家族や近隣の人などに声かけして、作業中は周囲に人がいないことを確認し、人を近づけさせないようにする

●作業中も天候や体調に注意する

また、除雪機以外の用具を使用して除雪作業を行う際の事故情報も寄せられています。子どもが被害者になっている事故もありますので、除雪機を使用せずに除雪作業を行う場合も注意しましょう。

詳しくは、次のホームページご覧ください。(消費者庁)
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/release/pdf/consumer_safety_release_171220_0001.pdf

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消費生活センター出前講座(悪質商法/特殊詐欺)をご利用ください!
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消費生活センターでは、職員が地域や消費者、高齢者、学校など、皆様がお集まりになる場所に出向いて、悪質商法の手口や対処方法を説明させていただく「出前講座」を実施しています。(おおむね20人以上でお願いします。)

お申込みなど詳しくは、次のホームページをご覧ください。(長野県消費生活情報)
http://www.nagano-shohi.net/keihatsu/kouza.html

・特殊詐欺に関する講座も実施中!
詳しくは次のホームページをご覧ください。(長野県)
http://www.pref.nagano.lg.jp/kurashi-shohi/20150603.html

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☆編集後記☆
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◆年が明けて半月。成人の日の連休も早かったせいか、すっかり平常モードに戻っているように感じています。来月には平昌オリンピックも開催されますね。県関係選手の活躍に、大いに期待したいところです。
◆そんな中の1人、前回より「表彰台の高い場所」を狙うノルディック複合の渡部暁斗選手。普段はクロスカントリースキーを履いて競技されていますが、オフになるとテレマークスキーを愛好されていると聞きました。オフでもスキーを履くのかと驚かされましたが、同じスキーでも全く違う趣きなので、違う角度から触れることで、改めてスキーの魅力を感じられるそうです。
◆今月号で平成29年の特殊詐欺の傾向をお伝えしましたが、年によって被害状況は違う傾向、違う面を見せています。新しい手口が増え、これまでの対策でできたことができなくなることも多々あります。ぜひ最新の情報を見聞きしていただき、対策方法をアップデートしていただきたいです。みなさんそれぞれが被害に遭わないよう対策していただき、今年はもっともっと特殊詐欺被害を減らしましょう!
今年もメールマガジンでは、特殊詐欺や悪質商法、くらしを守る・彩るヒントになるような情報をお届けしていきます。

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「信州で学ぼう」
平成30年4月長野県立大学開学
平成30年8月第42回全国高等学校総合文化祭(2018信州総文祭)開催
信州の自然を生かした「信州やまほいく」や「山村留学」の推進
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今月もご覧いただきありがとうございました。
次号をお楽しみに。

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発行元 長野県県民文化部くらし安全・消費生活課 http://www.nagano-shohi.net/
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【開所時間 平日8:30〜17:00】


土曜、日曜、祝日に
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相談受付時間 10:00〜16:00
(年末年始、国民生活センターの建物点検日を除く)
電話番号:消費者ホットライン188(局番なし)


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