困ったらまず相談を!

消費生活情報メールマガジン バックナンバー

2016年10月号

==================================
 長野県消費生活情報メールマガジン
 2016年10月号(2016.10.18 発行)
==================================

こんにちは。長野県くらし安全・消費生活課です。
今月の消費生活情報メールマガジンをお届けします。

消費生活情報メールマガジンは、消費者被害を防止し、安全・安心な消費生活を送るために役立つ情報を皆様に毎月お届けしています。

==========================================================
消費者トラブルでお困りの時などは消費生活センターにご相談ください!
==========================================================
消費生活センターでは、皆様から消費生活に関するご相談をお受けしています。県の消費生活センターは次の4か所です。(相談時間 平日8:30~17:00)

北信消費生活センター   TEL 026-223-6777 
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-nagano.html
中信消費生活センター   TEL 0263-40-3660
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-matsumoto.html
南信消費生活センター   TEL 0265-24-8058
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-iida.html
東信消費生活センター   TEL 0268-27-8517
http://www.nagano-shohi.net/madoguchi-ueda.html

長野県消費生活情報ホームページ http://www.nagano-shohi.net/

消費者ホットライン 188(いやや ※局番なし) 
―最寄りの消費生活センターや消費生活相談窓口、または国民生活センターの相談窓口にご案内します。

◇◇◇◇ 10月号目次 ◇◇◇◇
■特殊詐欺の9月までの被害状況
■11月3日(木・文化の日)は松本山雅FC公式戦で消費生活に関するアンケートを実施!
■定期購入が条件であることがわかりにくい通信販売にご注意ください!
■11月開催の「くらしのセミナー」。テーマは『衣類等の洗濯表示が新しくなります!』
■美容医療サービスにおける高額請求トラブルにご注意ください!
■編集後記

===================================
特殊詐欺の9月までの被害状況
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
<長野県警察本部が発表した今年9月末までの特殊詐欺の発生傾向>
○認知件数 172件(前年同期比△32件)
○被害額 4億1,915万5,651円(前年同期比 △1億9,931万1,986円)
○オレオレ詐欺認知件数 70件(前年同期比 △29件)
○架空請求詐欺 47件(前年同期比 △10件)
○還付金等詐欺 39件(前年同期比 +14件)

◆9月末までの認知件数は、前年より32件減少していますが、一昨年の同時期と比較すると、38件多くなっており、多発傾向は続いています。

◆9月に認知した特殊詐欺被害10件のうち7件が架空請求詐欺で、そのうち5件で電子マネー(アマゾンギフト券等)が悪用されています。電子マネーの購入先は全てコンビニエンスストアで、最近では店員からの声掛けを避けるために、犯人が「1箇所のコンビニでは○万円までしか買えないので、複数のコンビニで購入するように」と指示を出すこともあります。

◎県では働き盛り世代による特殊詐欺撲滅プロジェクト~「俺の恩返し!」プロジェクト~を展開中!
高齢者だけでは被害を防ぎきれません。子・孫世代が守ってください!あなたの家族の笑顔と財産を守れるのはあなただけです!
~働き盛り世代に向けた長野県特殊詐欺対策ページ 今すぐできる3つの約束~
http://www.nagano-shohi.net/yakusoku/

◎プロジェクトの一環として働き盛り世代を対象とした訓練型特殊詐欺対応講座を実施しています。
◎また高齢者を対象に、職員が詐欺犯に扮して、実際に電話を使って参加者に詐欺の手口を体験していただく訓練型特殊詐欺対応講座も実施しています!

○お申込み・お問合せ
長野県くらし安全・消費生活課防犯担当 026-235-7174
長野県防犯担当ホームページ
http://www.pref.nagano.lg.jp/kurashi-shohi/anzen/bouhan.html

===================================
11月3日(木・文化の日)は松本山雅FC公式戦で消費生活に関するアンケートを実施!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
特殊詐欺被害を防止するための啓発活動等についてのアンケートを11月3日(木・文化の日)にアルウィンで行われる松本山雅FC×ロアッソ熊本戦で実施します。
アンケートにお答え頂いた方先着1,500名様には松本山雅FC×長野県「守れ家族!蹴ちらせ特殊詐欺!」オリジナルクリアファイルをプレゼントします!
リーグも佳境を迎えます。この日もアルウィンでJ1昇格に向け、また特殊詐欺撲滅に向け共に戦いましょう!キックオフは午後2時です。

===================================
定期購入が条件であることがわかりにくい通信販売にご注意ください!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
「お試し」、「1回だけ」のつもりでインターネットで健康食品を注文したところ、実際は定期購入契約であり、事業者に解約を申し出たところ拒否されたといった相談が多く、国民生活センターでも注意を呼びかけています。長野県内においても、同様な事例の相談が多数寄せられています。
 
<事例>
インターネット上で「痩身と美容に効果あり」、「初回お試し価格500円」という健康食品の広告を見てスマートフォンから注文した。
ところが、商品と同封の請求書に「定期購入で2回目以降は1箱4,000円。5回以上継続しないと解約できない」と書かれていた。
飲むと体調が悪くなるため、2回目以降は不要と事業者に申し出たが「定期購入と記載しているので解約には応じない」と解約を拒否された。サイトを確認すると、画面の下のほうに小さな文字で他の表示に紛れて「定期購入」と書かれていた。
また、事業者から「単品扱いとする方法もある。その場合、通常価格5,000円での購入になる」と言われたが、500円だから試そうと思っただけなので納得できない。

<問題点>
定期購入である旨や、解約はできない旨の表示が分かりにくい。
多くの場合、トラブルが多い事業者のホームページをみると「お試し(価格)」「初回○円」「送料のみ」といった表示は強調されている一方、定期購入が条件であることは他の情報より小さい文字で表示されていたり、注文画面とは別のページに表示されていたりする場合がある。そのため、消費者は定期購入とは認識しておらず1回限りの購入だと思っており、翌月以降(2回目以降)に商品が届いて初めて定期購入であると気づくケースが多い。

また、事業者に電話を何度かけても通話中でつながらないケースが多くみられる。消費者がメールで事業者に連絡しても、「電話でのみ解約の申し出を受け付けている」としてメールでは対応されないケースもある。

<商品注文前のチェックポイント>
契約に当たっては、契約内容や解約条件についての広告表示の有無、表示がある場合は、その内容を確認したうえで契約するかどうかを消費者は慎重に判断する必要があります。
具体的には、定期購入が条件になっていないか、定期購入期間内に解約が可能か、解約の申し出先や方法(電話やメール等)などについて、商品を注文する前に必ず確認してください。
最近では「スマートフォンで注文したため小さい文字の表示はよく見えなかった」という事例もみられるので、スマートフォンからの注文の際は特に注意が必要です。
詳しくは、次のホームページご覧ください。(国民生活センター)
http://www.kokusen.go.jp/jirei/data/201609_1.html

===================================
11月開催の「くらしのセミナー」。テーマは『衣類等の洗濯表示が新しくなります!』
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
今年12月から衣類等の洗濯表示が新しくなります。新しい記号とその意味を学び、消費者からの相談も多い洗濯やクリーニングに関するトラブルを防ぐためのセミナーを、公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会から講師をお迎えし、県下4会場で開催します。ぜひご来場ください。

◇平成28年度「くらしのセミナー」(第3回)
テーマ「衣類等の洗濯表示が新しくなります!~新しい記号と意味を学んで洗濯・クリーニングトラブルを防ごう!~」
11月11日(金)13:30~15:30 松本合同庁舎講堂
11月21日(月)13:30~15:30 北信消費生活センター教室
11月25日(金)13:30~15:30 上田合同庁舎南棟2階会議室
11月29日(火)13:30~15:30 南信消費生活センター大会議室

入場無料・事前申込みも不要です。

お問合せ:長野県くらし安全・消費生活課 電話026-223-6770

===================================
美容医療サービスにおける高額請求トラブルにご注意ください!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
近年、全国の消費生活センター等に寄せられた美容医療サービス(注)に関する相談をみると、60歳以上の相談件数は2014年度がピークであるものの、契約購入金額は年々高額化しています
自由診療が中心である美容医療では、施術費用は個々のクリニックで自由に設定できます。しかし、注射を数本打たれ1,000万円前後の請求を受けた事例が複数みられる等、深刻な高額請求トラブルが60歳以上の女性を中心に発生しています。また、料金が明確な基準に基づいて請求されているのか不明である事例や、施術費用を明確にしないまま施術をされた後で高額請求された事例等、費用に関するトラブルが目立っています。
(注)美容医療サービスとは、医師による医療のうち、「専ら美容の向上を目的として行われる医療サービス」を指し、医療脱毛、脂肪吸引、豊胸手術、二重まぶた手術、包茎手術、審美歯科等が主な施術です。 

◇相談事例
【事例1】しわ伸ばしのためにクリニックに行ったら即日施術され、約1,300万円を請求された。
【事例2】相談のつもりで訪れたクリニックでしつこく勧誘され、帰るために即日施術をしてしまった。
【事例3】クリニックでリフトアップの注射をした。一部支払ったが、効果の説明や高額な請求に納得がいかない。
【事例4】目の下のたるみを取る注射をしたが、5年間保証なのに全く効果がなく、対応もされない。

◇相談事例からみられる問題点
1.きっかけは「折り込み広告」
2.医師でないクリニックのスタッフが医療行為をしている可能性も
3.効果を強調するが、根拠は不明確、即日施術を迫るケースも
4.料金体系が不透明、支払える金額によって料金が変わる。
5.苦情が申し立てにくい、「異議申し立てしない」という誓約書に署名させられている。

◇消費者へのアドバイス
1.リスクなく簡単にきれいになれるとうたう広告をうのみにしないようにしましょう。
2.医師の担当する範囲や施術の流れを十分に確認しましょう。
3.想定した金額より高額な料金を提示された場合には、契約しないことを伝えましょう。特に、希望しない即日施術ははっきり断りましょう。
4.やむなく高額な契約をしてトラブルとなった場合等には、消費生活センターに相談しましょう。
 
詳しくは、次のホームページをご覧ください(国民生活センターホームページ)
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160915_1.html
(消費者庁ホームページ)
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/pdf/160927adjustments_1.pdf

===================================
消費生活に関する情報
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆消費生活センター出前講座
消費生活センターでは、職員が地域や消費者、高齢者、学校など、皆様がお集まりになる場所に出向いて、悪質商法の手口や対処方法を説明させていただく「出前講座」を実施しています。(おおむね20人以上でお願いします。)

お申し込みなど詳しくは、次のホームページをご参照ください。(長野県消費生活情報ホームページ)
http://www.nagano-shohi.net/keihatsu/kouza.html

◆土日祝日相談
土日祝日は、消費者ホットラインにおかけいただくと国民生活センターにつながります。(一部地域や年末年始、国民生活センターの建物点検日を除く。)
相談受付時間は10時から16時までです。
消費者ホットライン TEL 188(※「188=いやや」と覚えてください。)
なお、IP電話など一部の電話からはつながりませんのでご了承ください。

======
☆編集後記☆
――――――
◆当課(くらし安全・消費生活課)/長野県北信消費生活センターは長野市の県長野保健福祉事務所の建物の1階にあります。毎年この時期、保健福祉事務所では「きのこ衛生指導員」による相談を受け付けています(今年は11月4日までの月・金)。時には食べ方なども教えてくれるそうですが、判別する中には、食べたら死んでしまうような危険なきのこもあるそうです。野生のきのこに分かりやすく表示があればどんな素人でも採れるのに…と思う一方、だからこそ各地にきのこ名人と呼ばれるような方がいて重宝されるのだとも思います。

◆素人がプロに対抗するにはそれ相応の努力、見識、対策が必要です。特殊詐欺の犯人は、どうすればだませるかを組織立って考えている、いわばプロです。私たちがその術中にはまらないためには、対策方法を考え、かつ訓練をする必要があると思います。この2ヶ月は特殊詐欺の認知件数は減少傾向にありますが、ここ数年12月が一年で一番認知件数が多くなっています。ぜひ今すぐ高齢者の方も、そのご家族も対策をして「プロの詐欺集団」に立ち向かってください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
長野県は「地消地産」の取り組みを推進しています。
▽△▽ 地消 ∞ 地産 ▽△▽
地域で消費されるものは、地域で生産
☆信州農畜産物の活用拡大
☆信州の木自給圏の構築
☆エネルギー自立地域の確立
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月もご覧いただきありがとうございました。
次号をお楽しみに。

----------------------------------
◆◇メールマガジンの登録解除◇◆
メールマガジンの登録を解除される方は下記よりお願いいたします。
http://www.nagano-shohi.net/cgi-bin/mail-magazine/reg.cgi?reg=del&email=kurashi-shohi@pref.nagano.lg.jp
----------------------------------
発行元 長野県県民文化部くらし安全・消費生活課 http://www.nagano-shohi.net/
----------------------------------

県消費生活センター

消費生活に関するご相談を承ります

北信消費生活センター TEL 026-217-0009

中信消費生活センター TEL 0263-40-3660

南信消費生活センター TEL 0265-24-8058

東信消費生活センター TEL 0268-27-8517

【受付時間 平日8:30〜17:00】


土曜、日曜、祝日に
利用できる相談窓口

【国民生活センター】
相談受付時間 10:00〜16:00
(年末年始、国民生活センターの建物点検日を除く)
電話番号:消費者ホットライン188(局番なし)


市町村の相談窓口はこちら