困ったらまず相談を!

消費生活情報メールマガジン バックナンバー

2015年02月号

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 長野県消費生活情報メールマガジン
 2015年02月号(2015.02.02 発行)
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こんにちは。長野県消費生活室です。
今月の消費生活情報メールマガジンをお届けします。

<「長野県消費生活情報」ホームページはこちら>
http://www.nagano-shohi.net/

==2月号目次==
・実体のない太陽光発電所の所有権を分割販売する事業者にご注意ください!
・子どもによる医薬品の誤飲事故に注意しましょう!
・直ちに確認しましょう!リコール対象の暖房器具等
・消費生活関連情報
・消費生活講座のご案内
・消費者トラブルでお困りのときなどは消費生活センターにご相談ください。
・土日祝日相談
・編集後記

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実体のない太陽光発電所の所有権を分割販売する事業者にご注意ください!
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 平成26年4月以降、国の設備認定を受けた太陽光発電所の所有権を分割販売する事業者に関する相談が、各地の消費生活センターに寄せられています。
 「株式会社アイコン」(以下「アイコン」といいます。)を名乗る事業者との取引において消費者の利益を不当に害する行為(不実のことを告げること)が消費者庁の調査で確認されました。

(勧誘の概要)
・  消費者宅に、国から設備認定を受けた群馬県高崎市に建造中の太陽光発電所において、固定価格買取制度を利用した売電事業を行う旨とアイコンの商号が記載されたパンフレット等が届きます。また、この時期と前後して、アイコンとは別の事業者から、アイコンの太陽光発電所の所有権を購入すれば高い収益が得られると電話があります。
・  パンフレットには、太陽光発電所の所有権(販売額はソーラーパネル1枚当たり11万円)を購入すれば、20 年間にわたって1枚当たり年間2~3万円の収入が見込まれ、また、3年間にわたって年間約1万円のキャッシュバックがあるため、僅か3年で投資分が回収できる旨が記載されています。そして、消費者がアイコンを名乗る者に電話をかけると、キャッシュバックの原資は、千葉県成田市で既に運転中の太陽光発電所による売電収益を充てると説明されます。
・  アイコンを名乗る者は、直接消費者宅を訪問して太陽光発電所の所有権売買に係る契約を結び、その場で消費者から現金を受け取ります。
・ 消費者庁の調査により、パンフレット等の説明で建造中とする高崎市の太陽光発電所と、運転中とする成田市の太陽光発電所は、共に存在しないことが確認されました。また、それぞれの太陽光発電所については、平成26年1月に国の設備認定を受けていましたが、電力会社との電力受給契約や発電設備の設置工事等は行っておらず、売電開始に必要な手続がなされていないことが確認されました。
・  東京都北区には、アイコンという商号の事業者が存在します。同事業者の代表者によると、パンフレットに記載された代表者名は同事業者の前代表者名であり、前代表者がこの件についての事情を知っていると思われるものの、現在、連絡が取れない状態になっているとのことです。

○ アイコンを名乗る者から太陽光発電所の所有権の分割販売に関する勧誘があっても決して応じないようにしましょう。
○ 太陽光発電に係る事業投資やソーラーパネルの購入契約を行う際は、経済産業省からの設備認定を確認するだけでなく、電力会社との契約や工事施工会社との契約に関する書類について確認を求めるなど、慎重に判断するようにしましょう。
○ 過去に悪質業者から金融商品や外国通貨の購入をした経験のある方は、個人情報が出回っているおそれがあるため、特に注意してください。
○ このような取引に関して不審な点がある場合は、最寄りの消費生活センターや警察に相談しましょう。
●長野県警察本部(警察安全相談窓口)    #9110
●消費生活センター(消費者ホットライン)  0570-064-370
・長野消費生活センター          026-223-6777
・松本消費生活センター          0263-40-3660
・飯田消費生活センター          0265-24-8058
・上田消費生活センター          0268-27-8517

詳しくは次のホームページをご覧ください。
http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/141225adjustments_1.pdf(消費者庁)

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子どもによる医薬品の誤飲事故に注意しましょう!
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 消費者庁消費者安全調査委員会より取りまとめられた、子どもによる医薬品の誤飲事故に係る事故等原因調査の経過報告では、子どもによる医薬品の誤飲事故が増加傾向にあります。
 特に大人用の向精神薬、血糖降下剤、気管支拡張剤、降圧剤を子どもが誤飲すると入院を要するような重篤な健康被害を生じるおそれがありますので、お子さまのいる御家庭では、次の点に注意して誤飲事故を防ぎましょう。
○ 子どもの手の届かない、見えない所に保管しましょう。
○ 保管する場合には、鍵のかかる場所に置く、取り出しにくい容器に入れるなど、複数の対策を講じましょう。
○ 服用後はそのまま放置せず、速やかに元の安全な場所に片付けましょう。
○ 子どもの興味をひかないよう、医薬品を出し入れする行為や医薬品を飲む行為を子どもに見せないようにしましょう。
○ 万が一、お子さまが医薬品を誤飲した場合は、お子さまの状態や薬の名称、飲んだ量を確認した上で、直ちに専門の相談機関に連絡し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。

詳しくは次のホームページをご覧ください。
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/141219kouhyou_2.pdf(消費者庁)

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直ちに確認しましょう!リコール対象の暖房器具等
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 冬の寒さもピークを迎え、ストーブなどの暖房器具が必需品となっていますが、ストーブ及びその周辺を焼損する火災等の事故が発生しています。
 特に、リコール対象となっている製品をそのまま使い続けると、重大事故を引き起こす恐れがあり、大変危険です。

○ 自宅で保有している暖房器具の中に、火災のおそれのある製品などリコール製品があるかどうか、直ちに確認してみましょう。
○ 対象製品をお持ちの方で、まだ事業者の行う製品の無償点検・修理あるいは回収・返金を受けていない方は、直ちに使用を中止して、速やかに製造事業者に連絡してください。

【石油ストーブ等に給油する際の注意点】
1 給油は、必ずストーブの消火を確認してから行いましょう。
2 必ず灯油を使用し、ガソリン等は絶対に混ぜないようにしましょう。
3 給油後は、タンクの給油口を確実に閉め、給油口を下にして油漏れのないことを確認してからストーブ本体にセットしましょう。

詳しくは次のホームページをご覧ください。
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/150115kouhyou_1.pdf(消費者庁)
http://www.recall.go.jp/(消費者庁)
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/131225kouhyou_2.pdf(消費者庁)

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消費生活関連情報
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消費生活に関する様々な情報を掲載しますのでご覧ください。

● 「長野県消費生活基本計画・長野県消費者教育推進計画」を策定しました。
 県では、すべての県民が消費者として、安全安心な消費生活を営むことのできる社会を構築するため、県民の消費生活の安定と向上を目指し、県民、関係機関及び団体の参加と協働により、総合的な消費者施策を積極的に推進しています。

詳しくは次のホームページをご覧ください。
http://www.nagano-shohi.net/torikumi/sakutei.html(長野県消費生活情報)

● 「長野県消費生活相談員人材バンク」へご登録ください。
 県では、消費生活相談員を配置する際の人材確保を支援するため、「長野県消費生活相談員人材バンク」を設置しています。登録対象者、登録方法などについては次のホームページをご覧ください。
http://www.nagano-shohi.net/news/2012/01/post-63.html(長野県消費生活情報)

● 消費者庁越境消費者センター
 消費者庁越境消費者センターとは、インターネットによる越境取引や、海外での店頭取引を含む海外ショッピングで、トラブルに遭遇したときの消費者の相談窓口です。海外ショッピングで困ったことやトラブルがありましたら、消費者庁越境消費者センターにご相談ください。相談はウェブフォームまたはFAXのみです。なお相談料は無料です。

詳しくは次のホームページをご覧ください。
http://www.cb-ccj.caa.go.jp/(消費者庁)

 また、海外ショッピングで多く寄せられている相談や特に注意が必要な事例等について解説していますので併せてご覧ください。

次のホームページをご覧ください。
http://www.cb-ccj.caa.go.jp/case/index.html(消費者庁)

● 「リコール情報サイト」
 消費者庁では、無償改修・回収等が行われている消費者向け製品について、リコール情報サイトを開設し、情報提供を行っています。ご家庭にもリコール該当商品がある可能性がありますので、折に触れて確認をしてください。

詳しくは次のホームページをご覧ください。
http://www.recall.go.jp/(消費者庁)

● 国民生活センターお昼の消費生活相談
 国民生活センターでは、昼休みの時間を中心に、消費者の方からの相談を受け付けています。相談方法は電話のみで、文書、メール及び来所による相談は受け付けていませんのでご注意ください。

相談受付時間 平日の11:00~13:00(ただし年末年始、土曜日曜祝日を除く)
電話番号   03-3446-0999

詳しくは次のホームページをご覧ください。
http://www.kokusen.go.jp/soudan/index.html(国民生活センター)

● 高齢者・一般向け、若者向け消費者被害防止啓発テレビ・ラジオCM
 県が作成した、高齢者・一般向け、若者向けの消費者被害防止啓発のためのテレビ・ラジオCMを、次のホームページからご視聴いただけますので是非ご覧ください。

http://www.nagano-shohi.net/keihatsu/movie.html(長野県消費生活情報)
http://www.youtube.com/channel/UCnYrGzARYyLCGFpTZjPoBjw/videos(YouTube)

● 広報誌「くらしまる得情報」
 広報誌「くらしまる得情報」は消費者に役立つ情報を掲載し、年4回発行しています。(6月・9月・12月・3月)
 市町村を通じて長野県全域のみなさまにご覧いただいていますが、ホームページからも閲覧、印刷できます。
メールマガジンでもご案内しますのでご覧ください。

<最新号(12月号)はこちらから>
http://www.nagano-shohi.net/keihatsu/marutoku.html

12月号の主な内容
【若者が被害に遭いやすい消費者トラブル】

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消費生活講座のご案内
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● くらしのセミナー
 消費生活センターでは、消費者のための講座「くらしのセミナー」を開催しており、第5回目を以下のとおり開催します。受講無料でどなたでもご参加いただけます。

日 時 
①平成27年3月 2日(月) 13:30~15:30
②平成27年3月 3日(火) 10:30~12:30
③平成27年3月13日(金) 10:00~12:00
④平成27年3月13日(金) 14:00~16:00
場 所
①県松本合同庁舎203号会議室
②伊那市役所501・502号会議室
③県上田合同庁舎6階講堂
④県長野保健福祉事務所庁舎3階会議室

テーマ 「終活講座~お金にまつわる人生の締めくくりを考える~」

講 師 (株)第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部研究開発室
                      主席研究員 小谷 みどり 氏

その他 
 各会場とも駐車場に限りがありますので、できる限り公共交通機関を御利用の上、お越しください。

● 高齢者の消費者被害防止見守り研修会
 悪質業者による高齢者の消費者被害や特殊詐欺被害が後を絶たない状況にあります。
 悪質商法や特殊詐欺の被害を未然に防ぐためには、高齢者自身が気を付けることはもちろんですが、高齢者に関わる方々の見守り、声かけなどの地域でのつながりが求められています。
 県では、巧妙化する悪質商法や特殊詐欺の手口を知るとともに、高齢者や障がい者を支援する地域ネットワークの必要性や具体的な活動事例を学び、被害の未然防止を図るとともに、被害を発見した際の迅速な対応に繋げるなど、今後の地域における活動を推進するため研修会を開催します。

日 時
①平成27年2月20日(金) 13:30~15:45
②平成27年3月 3日(火) 13:30~16:20
③平成27年3月 4日(水) 10:00~12:15

場 所
①(須坂市)旧上高井郡役所多目的ホール
②(茅野市)茅野市役所大ホール
③(伊那市)伊那市役所501・502号会議室

主 催
長野県

共 催
①須坂市・飯山市
②茅野市・諏訪市
③伊那市・飯田市

内 容
(1)見守りネットワークの取組について(調整中)
(2)講演
   「高齢消費者の権利を地域で守る~消費者被害の未然防止のために~」
   講師 NPO法人高齢社会をよくする女性の会 理事 木間 昭子 氏

その他
 各会場とも駐車場に限りがありますので、できる限り公共交通機関を御利用の上、お越しください。

● 消費生活センター出前講座
 消費生活センターでは、職員が地域や消費者、高齢者、学校など、みなさまがお集まりになる場所に出向いて、悪質商法の手口や対処方法を説明させていただく「出前講座」を実施しています。(おおむね20人以上でお願いします。)

<申込みなど詳しくは「長野県消費生活情報」ホームページを参照ください。>
http://www.nagano-shohi.net/keihatsu/kouza.html

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消費者トラブルでお困りのときなどは消費生活センターにご相談ください。
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 消費生活センターでは、みなさまから消費生活に関するご相談をお受けしています。
県の消費生活センターは次の4か所です。
(連絡先)
長野消費生活センター   TEL 026-223-6777  FAX 026-223-6771
松本消費生活センター   TEL 0263-40-3660  FAX 0263-40-3701
飯田消費生活センター   TEL 0265-24-8058  FAX 0265-21-1703
上田消費生活センター   TEL 0268-27-8517  FAX 0268-25-0998
*受付時間  平日 8:30~17:00

 また、全国共通の電話番号でご案内し、最寄りの消費生活センターにおつなぎする消費者ホットラインもご利用ください。
消費者ホットライン TEL 0570-064-370
 消費者ホットラインは、「誰もがアクセスしやすい相談窓口」として開設されたもので、最寄りの消費生活センター等の存在をご存知ない消費者の皆様に、お近くの消費生活相談窓口をご案内することにより、消費生活相談への最初の一歩をお手伝いするものです。
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土日祝日相談
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 土日祝日は、都道府県等の消費生活センター等が開所していない場合、消費者ホットラインにおかけいただくと国民生活センターに電話がつながります。(一部地域や年末年始、国民生活センターの建物点検日を除く。)
相談受付時間は10時から16時までです。
消費者ホットライン TEL 0570-064-370
 なお、IP電話など一部の電話からはつながりませんのでご承知ください。
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編集後記
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●今が寒さのピーク。●先日、子どもがいつになく食欲がなく、夜中に突然何度も嘔吐しました。翌日、医師からはお腹にくる風邪との診断でしたが、いつもの調子を取り戻すのに1週間以上も要する強力な風邪でした。●ふと、当誌の1月号の冬の時期に多発しやすいノロウイルスによる食中毒の注意喚起を思い出し、気になった嘔吐物の処理方法などを再確認してみました。●人から人への感染力が強いウイルス。特に、抵抗力の弱い小さい子供や高齢者には周りの人の気配りが大切です。

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 ~県民一丸となって、防ごう特殊詐欺被害!~
  「必ずもうかる」はサギ!!
http://www.pref.nagano.lg.jp/kyodo-npo/shohi/tokusyusagisengen.html
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今月もご覧いただきありがとうございました。
次号をお楽しみに。

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発行元 長野県県民文化部消費生活室 http://www.nagano-shohi.net/
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県消費生活センター

消費生活に関するご相談を承ります

北信消費生活センター TEL 026-217-0009

中信消費生活センター TEL 0263-40-3660

南信消費生活センター TEL 0265-24-8058

東信消費生活センター TEL 0268-27-8517

【開所時間 平日8:30〜17:00】


土曜、日曜、祝日に
利用できる相談窓口

【国民生活センター】
相談受付時間 10:00〜16:00
(年末年始、国民生活センターの建物点検日を除く)
電話番号:消費者ホットライン188(局番なし)


市町村の相談窓口はこちら