江戸時代から続くとされ、今では伝統的工芸品として経済産業大臣の指定を受けている飯山仏壇。部品を作る作業は全部で七工程あり、それぞれに職人が一つのチームのように仏壇を作り上げています。原材料の木材が地元で調達でき、漆塗りに最適な気象条件を持つことなどが、飯山仏壇が育まれてきた大きな要因となっています。
飯山仏壇はすべて手作りで作られるため、「おせんたく」ができます。「おせんたく」とは、分解された部品を洗浄、乾燥し、新たに漆を塗り、金箔を貼り直し、素材の輝きを蘇られる仏壇の長寿命化作業のことで、新しく蘇り、何代にも渡って永く使われることが前提の仏壇だからこそその先陣たちの知恵です。 また、飯山仏壇では、生地・蒔絵・金具・彫刻などの各分野で経済産業大臣から認定された伝統工芸士が活躍しています。確固たる技術があるからこそ、その技術を活用した新たなプロダクトづくりを行ったり、高いクリエイティビティを生かした取組への新たなチャレンジを目指すことで、たゆまない技術の進歩と伝承が図られています。
名称 | 飯山仏壇事業協同組合 |
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住所 | 〒389-2253 長野県飯山市大字飯山1436-1 |
TEL | 0269-62-4026 |
Web | http://www.avis.ne.jp/~butsudan/index.html |