長野県内では、株式の購入などを持ちかける「もうかります詐欺」や公務員等をかたり現金・キャッシュカードを受け取る「受取型詐欺」の発生が相次いでいます。

これらの特殊詐欺の被害は、本年１月だけで９件、総額１億円を超えており極めて深刻な状況にあります。

このため、長野県と長野県警察では、被害防止に向けて下記のとおり「特殊詐欺多発警戒情報」を発信し、被害に遭わないよう県民の皆様に広く呼びかけることとしました。県民の皆様も「必ず儲かる」「現金・キャッシュカードを預かります」という話は絶対に信用しないようにしてください。

　　　　　　　　　　　特殊詐欺多発警戒情報
　　　　　　　　　　　～県民の財産を守れ！～ 

　長野県では、県民が安全に暮らせる社会の実現を目指し、各種犯罪予防対策を推進しているところでありますが、今年に入り、株式の購入等を持ちかける“もうかります詐欺”、公務員等をかたる“受取型詐欺”などの特殊詐欺被害は、わずか１か月余りの間に計９件、被害総額１億円を突破する異常事態となり、守られるべき県民の大切な財産が犯行グループに狙われている、極めて深刻な状況にあります。 

　このため、長野県、県警察、市町村、長野県防犯協会連合会及び傘下の防犯ボランティア団体、金融防犯部会、そして県民が一丸となって、多発する特殊詐欺への警戒力を強化し、被害に歯止めをかけるため、本日、「特殊詐欺多発警戒情報」を発出します。 

　県及び県警察においては、今後、被害者を出さないため、被害予防に必要な広報啓発、相談への対応等を一層推進してまいります。

　市町村、金融機関、各防犯ボランティアの皆様におかれましては、共に連携を図りながら、それぞれのお立場において取組を強化され、県民生活の安全・安心の確保が図られますようお願いするものであります。 

　県民の皆様におかれましては、「必ず儲かる」、「お金、キャッシュカードを預かる」といった話は絶対に信用しないでください。少しでもおかしいと感じたら迷わず最寄りの警察署・消費生活センターにご相談いただき、被害に遭わないよう十分注意してください。

　　　　　　　　　　　平成２５年２月８日　　長野県知事　阿部　守一

プレスリリースはこちらをご覧ください。（ＰＤＦ形式：４ページ／９２１ＫＢ）