トピックス
2023年10月31日
訪問購入に関するトラブルにご注意ください
購入業者が自宅にきて物品を買い取る、いわゆる「訪問購入」に関する相談が、高齢者を中心に、ここ数年、県内で増加していますので、ご注意ください。
【相談事例からみる特徴と問題点】
- 電話であの手この手で、来訪の承諾を得ようとする。
- 突然訪問してきて、しつこく勧誘、とにかく家に上がろうとする。
- 購入業者名や、訪問購入で、どの種類の物品の勧誘をするか告げていない。
- 売るつもりがなかった物品も強引に買い取られる。
- 物品名や価格を具体的に記載した書面を渡されない。
- 消費者はクーリング・オフ期間中、物品の引渡しを拒むことができることを伝えていない。
【アドバイス】
- 購入業者から電話がかかってきても、安易に訪問を承諾しないようにしましょう。
- 突然訪問してきた購入業者を家に入れないようにしましょう。
- 事前に、購入業者の名称、買い取ってもらう物品をしっかり確認しましょう。
- 買い取りの勧誘を承諾していない貴金属の売却を迫られたら、きっぱり断りましょう。
- 購入業者から交付された書面をしっかり確認しましょう。
- クーリング・オフ期間内は、購入業者に物品の引渡しを拒むことができます。
- トラブルになった場合や不安がある場合は、消費生活センターに相談しましょう。
*消費者ホットライン「188(いやや!)」番
お住いの地域の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
*警察相談専用電話「#9110」
生活の安全に関わる悩みごと・困りごとなど、緊急でない相談を警察にする場合は、全国統一番号の「#9110」番をご利用ください。電話をかけると発信地を管轄する警察本部等の相談の総合窓口に接続されます。
詳しくはこちら(国民生活センターのホームページ)
【身近な高齢者を守るために】
消費生活センター等への相談は、家族やホームヘルパー、地域包括支援センターなどの職員から可能です。高齢者の消費者トラブルを防ぐためには、不審な人間が出入りしていたり、困った様子がうかがえたりしないか等、日ごろから、高齢者の生活や言動、態度などを見守り、身近にいる周りの方が変化に、いち早く気付くことがとても重要です。身近な高齢者がトラブルにあっているのではないかと気づいた場合は、できるだけ早く相談してください。